米澤復古會

白布温泉

東屋旅館

開湯七百年余。こんこんと湧き出る仙境の湯に、心ゆくまで身体を委ねてください。
当館では源泉より湯を幾本かの樋を通じてすべての浴槽に導いております。豊富な湯量が自慢の当館名物の「滝風呂」は、湯滝を患部にあてることで整体治療効果もあります。元来、温泉は人々の疲れを癒し、健康維持や治療を目的とする場所でした。山深い場所でありながら人々が通う白布温泉はその効能から今も愛されて続けています。四季折々の自然の彩りを眺めながら入る「露天風呂」や、一つの岩石をくりぬいた「一枚石の石風呂」、バリアフリー設計の「家族風呂」と、多彩な白布の湯をぜひご堪能下さい。
今から約700年前の正和元年(1312年)6月12日出羽の国の住人で佐藤宗純という鎌倉御家人が仏門に入り諸国行脚の途中西吾妻山に分け入りこの地を発見し開湯しました。
白布温泉の歴史は、江戸時代初期まで置賜(米沢地方)、会津の国境、吾妻連峰にある山岳宗教吾妻権現と関連の温泉として栄えました。その後、上杉家領の置賜地区と松平家領の会津地区の人々に愛された明治初期までの時代があり、米沢と会津をつなぐ歴史舞台の宿でもありました。開湯宿の東屋宍戸家は、代々のお殿様が入湯したと伝えられています。
来客の地域も上杉藩領の人、会津藩領の人が同数に近く、正に広域の人々に親しまれた温泉として「奥州三高湯の一つ」の名まで付けられていたようです。
2000年3月26日、隣家からの出火で、東屋も類焼。江戸時代からのかやぶき屋根の宿は消えましたが、1年半後の2001年9月再建しました。かやぶき屋根の再建は法令上できませんでしたが、内装には杉を主体に木材をふんだんに取り入れ山宿の風情を再現しました。
自慢の滝湯(打たせ湯)は昔からの石造りの浴槽で、角の取れた柔らかな形状が江戸時代からの歴史を物語っています。開湯700年を迎えた2012年には、100年に1体ずつの地蔵が建てられ、白布温泉の源泉地を見守っています。
店  名
白布温泉 東屋旅館
住  所
〒992-1472
米沢市大字関1537(白布温泉)
TEL/FAX
Tel.0238-55-2011
Fax.0238-55-2014
ホームページ
http://www.shirabu-higashiya.com/
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