米澤復古會

米沢藩御用掛込蕎麦

粉名屋小太郎

店の門をくぐると季節の草花がお出迎え。古民家を移築した歴史を感じる店内には、ひき臼、竈面などの古民具も並べられ老舗の趣。苔むした坪庭を眺めながら、山海の幸を配した「割子蕎麦」や、そば通のための「そば前セット」、地元野菜の漬物など、四季を感じながらゆっくりと蕎麦を楽しむことができます。連綿と受け継がれてきた小太郎そばに真心をこめて精進いたしております。
盲目でありながら蕎麦作りの名人といわれた初代から数えて13代目、米沢藩御用掛込蕎麦・粉名屋小太郎は、300年以上の歴史があります。1712年に米澤藩より御鑑札を受け温飩屋株を所持し無役ながら温飩屋(今の蕎麦屋)を営業しておりましたが、11代上杉治広公の代、仲間切り諸締の役を命ぜられました。そしてこの温飩屋株を所持する者は御役御免(税金免除)となり戦場に御供する際は藩の兵糧方として士分に隼ずる待遇を受け、名実とともに米沢藩御用となりました。一旦暖急の場合、表入り口よりどっとなだれ込む武士達は裏口まで続いている土間の両側の縁に腰をかけ大急ぎでそばを掛っ込み裏口よりどっと戦場へと出陣したということです。 我が祖先が「米沢藩御用掛込蕎麦」といわれる由縁もそんなところにあったのでしょう。また掛込の「掛」は挽掛・打掛・煮掛に通ずるものともいわれました。
店  名
米沢藩御用掛込蕎麦 粉名屋小太郎
住  所
〒992-0045
米沢市中央5-3-19
TEL/FAX
Tel.0238-21-0140
Fax.0238-21-3888
ホームページ
https://www.konaya-kotaro.com/
取扱商品など
日本蕎麦
営業時間
11:30~19:00 /定休日 毎週月曜日